「青森ヒバ」という素材を取り入れたジュエリー制作

「青森ヒバ」との出逢い

青森ヒバで制作した 「チーズ」ピンバッジ/タイタック

所属する生協のセミナーで、「青森ヒバ」という木の素材をあつかう関東の会社の面白い社長さんが、青森ヒバの魅力について語ってくださいました。

青森ヒバは、高級木材。
ヒノキに勝る、品が良くよい香りがします。

天然の抗菌剤とも呼ばれる、”ヒノキチオール”という精油をふくんでいます。
この”ヒノキチオール”、かつてノーベル賞の最終選考で、初めての抗生物質”ペニシリン”と一騎打ちになったほどの効力を持っているそうです。

”戦争”という時代背景からも、ペニシリンに勝利の座を奪われましたが・・
ペニシリンを作った科学者 アレクサンダー・フレミング博士は、ノーベル賞受賞講演の際に、”薬剤耐性菌が必ず現れる事”を予言していました。

科学抗生物質には、必ず耐性菌ができてしまいますが、天然の抗生剤、ヒノキチオールには耐性菌の生まれる心配がありません。

青森ヒバの優秀さを挙げてみると・・

①防虫効果
青森では、「蚊殺しの木」と呼ばれている。
青森ヒバで建てた家は、窓を開けっぱなしにしていても3年は蚊が一匹も入ってこない。

②防かび効果
白アリも寄せ付けず、カビも生えない為、昔から神社仏閣などの重要建築材にも使われてきた。
伊勢神宮の橋の架け替えにも13年前の式年遷宮で使われている。
青森ヒバだけは「防腐剤」を使用しなくても良いとされている。
精油をスプレーすると、防かび効果がある。

③リラクゼーション効果
匂いをかぐと、森林浴の様なリラクゼーション効果がある。
青森ヒバのウッドチップをネットに入れ、お風呂に入れると入浴剤になる。

それに加え、私は・・
素材としての「美しさ」にも惹かれたのです。

白肌で品の良い感じ・・
「ジュエリーの素材として使ってみたい・・」と強く思いました。

フィンランド留学時に「木を使ったジュエリー」に出逢う

フィンランドへジュエリー留学していた頃、フィンランドに沢山生えている「白樺」の木の美しさに魅了されました。
その上、良い香りがするのです。
そして肌にも心地よい・・

ジュエリー素材として使われているのを見た時、木と金属との組み合わせがとても素敵だと感じました。

「aarikka」(アーリッカ)というフィンランドブランドで、白樺とシルバーのジュエリーが沢山デザインされていました。

白肌の白樺素材と、冷たい印象の金属素材。
その2つを掛け合わせると、質感のバランスがとても良い・・

その上、木材の軽さのため、身につけるジュエリーとして使いやすくもあるのです。

しかし、フィンランドの白樺を帰国後に使うのは、なにか違うような気がしました。
国内では、北海道にも白樺は見られますが・・

「木の素材を使ってみたい」
という思いを抱きつつも、これ!といった素材と出逢う機会がなく、金属素材と宝石のみを使ったジュエリー制作をしていました。

青森ヒバの素材を使って制作をはじめる

「ハイ、チーズ」☆ 青森ヒバ チーズのハットピン

生協のセミナーで「青森ヒバ」と出逢った時・・
「この素材を使いたい!」と強く思いました。

さっそく、会場で売られていたウッドチップを購入。
ウッドチップは薄いので、試作の様なピアスを1ペア作ったのみですが↓


注文も入り、お客様の感想として
「軽くて使いやすい!」というお声が聞けた事にも励まされました。

そして青森の木材店から、青森ヒバの薄い木材を取り寄せました。

木は金属にくらべると柔らかく加工がしやすいです。
比べものにならないぐらい、柔らかいです。

工房にある、金属用の糸ノコで、スイスイ切ることができます。
金属を切る何倍もの早さで切ることができます。
そして、金属用のヤスリをつかい、整形し、紙やすりで表面を磨くと・・

スベスベ・・

これは金属では得られない感覚。

目に美しく、肌に心地よいジュエリー「青森ヒバ」ジュエリー。

猫フェイスブローチには真鍮でお目目をつけてみましたが、金属とのコントラストもやはり良い感じ=^^=

青森ヒバジュエリー、Sae+Sumi Koruの各ハンドメイドサイトショップ(minne,iichi,creema,など)でお取り扱い中です。

https://minne.com/@saesumikoru

https://www.iichi.com/shop/S4429063

https://www.creema.jp/c/saesumikoru

よかったら覗いてみて下さい☆

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